2023/10/25

オーストラリアの帯状疱疹ワクチンプログラムが変わります

 帯状疱疹は昔感染した時のウイルスが体内に潜んでいて、免疫が落ちると発症します。

一般的には命にかかわることはありませんが、発症すると痛みが続いたり結構つらいです。視力・聴力に影響が出ることもあります。


オーストラリアでは10月末まで70~79歳の方は無料で従来のワクチン接種ができます。


11月からはワクチンの種類が変わります。また公費対象になる年齢も変更になります。

新しいプログラムではShingrixというワクチンになり、一般の方は65歳以上が対象です。


従来のワクチンは免疫不全の方などは接種できませんが、Shingrixは接種できます。

従来のワクチンは1回接種、Shingrixは2回接種になります。


従来のワクチンを希望される方は、公費になるのが今月いっぱいなので、ご注意ください。



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2023/04/05

新型コロナワクチン追加接種とインフルエンザ予防接種

 


オーストラリアでは新型コロナワクチンの2023年追加接種とインフルエンザ予防接種が可能です。



新型コロナワクチンの追加接種は、接種回数に関わらず、

最後の接種または感染から6か月以上期間があいている18歳以上の方が対象です。

(※基礎疾患がある場合は5歳~)


最近再び新規感染者数が増えているので、対象の方はぜひ接種しましょう。



今シーズンのインフルエンザ予防接種も始まりました。


今年は前年の同時期と比べると、インフルエンザ感染者数がすでに何十倍にもなっており、

インフルエンザ予防接種もお勧めします。



生後6か月~5歳未満・65歳以上・基礎疾患のある方・妊婦はインフルエンザ予防接種が無料です。


また、インフルエンザ予防接種は職場等で無料で受けられることがありますので確認されるといいかもしれません。


オーストラリアでは薬局でも予防接種ができます。

費用は薬局により異なりますがインフルエンザの予防接種は$20くらいです。



ちなみに、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンは同時接種できます。






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2022/09/03

【再掲】子どもの熱性けいれんと対処法

※大事なことなので過去記事をアップしています


子どもの熱性けいれんの対処法としては
大きく分けて3つあります。
  1. 救急車を呼ぶ
  2. 自分で救急へ連れて行く
  3. GPへ行く
どうするかは既往歴の有無などによって決めますが
たいていの場合は、救急車の要請は必要ありません。



【救急車を呼ぶ必要がある時】
  • けいれんが5分以上続く
  • けいれんを繰り返す
  • けいれんが治まった後も5分以上意識が戻らない
  • 正常な呼吸をしていない など

先述のとおり、症状がすぐに治まれば、落ち着いてからの受診で大丈夫ですが
判断に困ったら救急車を呼んでもかまいません。

24時間対応の医療ホットラインに指示を仰ぐ方法もあります。



【けいれんを起こした時の対応】
  • 刺激(例:揺する、大声で話しかける など)を与えない
  • 抑えつけるなどして、けいれんを無理に止めようとしない
  • 口の中に物を詰め込まない(通常、舌を噛んでしまう事はありません)
  • (怪我などのおそれがある場合は)安全な場所へ移す
  • 呼吸の確認
  • 症状を観察し、けいれんしている時間を計る
  • けいれんが治まったら回復体位にする




原則として、「見守る」こと。
通常は、数分で自然に治まります。

そして、症状を注意深く観察しましょう。受診時の判断材料になります。
  • けいれんが起こっている場所(全身、上半身だけ、右側だけ など)
  • 左右対称か?
  • 手足の向きと位置 
  • 目の向き
  • 異常行動の有無
  • 吐き気の有無 など
発症時の動画を撮っておくのもいい方法です。


一般的に熱性けいれんは治療の必要はありませんが
他の原因の可能性なども考えて、一度受診してください。



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2022/08/06

今ならインフルエンザ予防接種が無料(SA州)

インフルエンザ感染者数が増えています。


そのため、期間限定で5~65歳のインフルエンザ予防接種が無料になりました。
(※生後6か月~5歳未満、65歳以上は元から無料)


最初は1か月間のみでしたが、SA州では2度延長され
8月いっぱいまで無料で受けられます。


新型コロナワクチンはインフルエンザには効果がありません。


まだの方はこの機会に接種をご検討ください。


オーストラリアではGPだけでなく薬局でも接種することができます。




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2022/03/03

【改訂】新型コロナワクチンのブースター接種

オーストラリアは新型コロナ予防接種のルールが目まぐるしく変更になっています。


↓以前書いた記事の改訂です。

 


オーストラリアの新型コロナワクチンのブースター接種について解説します。


各国でルールなどが異なりますので、

以下、オーストラリア限定の情報として紹介していきます。



ブースターは2回目の接種から6か月経過した16歳以上の方が対象で、

1・2回目に接種したワクチンのメーカーに関わらず、

ファイザーかモデルナが推奨されています。

(※mRNAワクチンで強い副反応が出た方などはアストラゼネカ製を選択することもできます)


ブースターの副反応の程度は1・2回目の時と同程度です。

心筋炎などの心臓に関する副反応の頻度も2回目より増えることはないとされています。


ファイザー製の場合、ブースターで接種する量は1・2回目と同量です。



予約はこちらのサイトからできます。



ちなみに、ブースター接種は必須ではなく、

新型コロナに関する規制(いわゆるワクチンパスポート)には影響しないようです。


ですが、ブースターを接種することで再び感染予防効果が期待できますので

機会があったらぜひ接種しましょう。





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2022/02/16

【改訂】オーストラリアの新型コロナワクチンについて

オーストラリアではブースターが始まったり

新たなメーカーの新型コロナワクチンが承認されたりと

変更点があるので改めてまとめます。

※参照


2022年2月現在

オーストラリアで接種可能な新型コロナワクチンのメーカーは以下の通りです。

  • ファイザー
  • アストラゼネカ
  • モデルナ
  • ノババックス


16歳以上はブースター(三回接種)が推奨されています。


オーストラリアでブースターとして使われているメーカーはファイザーとモデルナです。


一部の職業等をのぞき、ブースターは必須ではありませんが
2回接種だけでは変異株に対して不十分だと言われているので
ブースター接種もしたほうがいいです。




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2022/01/10

新型コロナワクチン5~11歳接種開始

オーストラリアでは1月10日から5~11歳の新型コロナワクチン接種が始まりました。


この年代の接種量は大人の3分の1で(※ファイザー)

そのため、副反応が出る頻度・程度も大人より低いと言われています。


また、1回目と2回目の間隔も大人と違い、8週間あける必要があります。



子どもは新型コロナに罹患しても重症化しにくいという情報がありますが、

全く重症化しないということではありません。


また、重症化しなくても感染して学校を休まななくてはならず勉強に遅れが出たり

後遺症が長引くおそれもありますので、できる対策(予防接種)はしておきましょう。




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